コンピュータでは様々な概念と表現方法でデータを扱っています。数ある表現方法の中で代表的なものについて説明していきたいと思います。
2進数
記憶装置の章でデータは1と0だけで表現していると説明しましたが、この表現方法を2進法と呼びます。コンピュータで扱うデータ、およびコンピュータにかかわるあらゆる装置も1と0の表現だけで動いています。通常私たちは電卓に対して10進数を打ち込んでいますが、入力された10進数を2進数に変換して処理し、処理結果を2進数から10進数へ変換して表示しています。あまり接する機会はないとは思いますがコンピュータの基礎中の基礎ですので理解しておきましょう。
まずは2進数の見方を覚えましょう。
2進数は左の図のように1と0だけが並びますが、10進数と同様に、桁が多くなるにつれて値の重みも増えていきます。
図のように2進数と10進数への変換式が出来ますが、8桁位までは「どの桁はいくつを表す」くらいは暗記しておくと便利です。
※コンピュータでは2進数の1桁分を1bit(1ビット)、8桁分を1byte(1バイト)または8bitと数えます。そして1024byteを1Kbyte(1キロバイト)、1024Kbyteを1Mbyte(1メガバイト)と呼びます。
64MB(メガバイト)のUSBメモリを買ってみたけど、まだ何も入れてないのに画面には空き容量が61MBって出てる!サギじゃないの?!
いえいえ、これはKB,MBといった単位計算の方法の違いによるものです!
パッケージの表記は1000単位ですが、コンピュータ上では1024単位により単位計算されています。
64000000バイト→62500KB(キロバイト)→61MB