10進数の0〜9という数値を8bit(1byte)で表現する方法です。
上位ビットをゾーンビット(ゾーン部)とし、下位ビットを数値部とします。下位ビットは前のページで紹介したECDコードと同じです(つまりECDコードにゾーン部がくっついた)。
たとえば25(10進)をゾーン10進数で表現すると
1111001011110101・・・EBCDICコード
0011001011000101・・・JISコード
となります。EBCDICとJISで微妙にゾーン部が違うことに気をつけてください。
EBCDICのゾーン部は1111、JISのゾーン部は0011になります。
ただし最下位のゾーン部は、整数の場合は1100、負数の場合は1101となります。
ゾーン10進ではたかが10種類の数字に8bitも使っていますが、この表現方法だとそのまま文字としての表現ができるのが利点です。つまり、数値としても、文字としてもコード変換することなく使えるのです。
※現在のコンピュータでは8bitで1文字を表現しています。