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if 文(いふぶん)

バージョン
2003 年 06 月 30 日 Ver.1.1
作成者
H.Izumi ( Xware )

目的

ある条件式の判定結果によって、別々の処理を実行したい!

if 文ってなに?

Java の分岐ステートメントのひとつで、boolean 型の値を持つ条件式により分岐が行われます。条件式が真 (true) の場合はコードブロックAを実行し、偽 (false) の場合はコードブロックBを実行するといったふうに、boolean 値により別々の処理を実行します。

if 文の説明

if 文では条件式を書いて、その条件判断が真 (true) であった場合のみ処理を行う。真 (true) でない場合は、偽 (false) となり、else の処理を実行します。

if(条件式){
   処理 ; (true の場合)
}else{
   処理 ;  (fals の場合)
}   
条件式
true か false になる判断を記述する。
処理
実行したい処理を記述する。

else の省略された if 文の動作は以下のようになる。

  1. 条件式を判定する。
  2. trueで あれば、処理を実行。false であれば、処理は実行されずに、if 文は終了する。

 

if 文の使い方

test の値が10であるかどうかを判断して、その結果を出力するプログラム (test が10である場合)

public class IfTest {

    public static void main(String[] args) {
        int test = 10;
        if (test == 10) {
            System.out.println("testの値は10です。");
        } else {
            System.out.println("testの値は10以外です。");
        }
    }
}

上記の処理結果は true であり、false ではないので以下のようになります。

test の値は 10 です。

test の値が10であるかどうかを判断して、その結果を出力するプログラム (test が10でない場合)

public class IfTest {

    public static void main(String[] args) {
        int test = 5;
        if (test == 10) {
            System.out.println("testの値は10です。");
        } else {
            System.out.println("testの値は10以外です。");
        }
    }
}

上記の処理結果は false になるので以下のようになります。

testの値は10以外です。

ポイント

ヒント

複数の if 文を使いたい!

if 文では二つ以上の条件を判断させて処理することも出来ます。

構文例

if(条件1){
    処理1;
  }else if(条件2){
    処理2;
  }else if(条件3){
    処理3;
  }else {
    処理4;
  }

上記の構文例では、条件1を判断し、true であった場合は処理1を実行する。false であった場合は条件2を判断して処理2を実行する。どの条件も false であった場合は処理4を実行し終了します。

条件式でオブジェクトの内容を判定したい!


こんなときは、等価演算子「==」ではなく「equals」メソッドを使用します。
例えば、こんなふうに...。
String moji = "ABC"
    System.out.println("start");
if (moji.equals("ABC")) {
     System.out.println("moji は ABC です。");
}else{
     System.out.println("moji は ABC ではありません。");
     System.out.println("end");
}
上記の処理結果は以下のようになります。
start
moji は ABC です。
end

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