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strictfp(すとりくとえふぴぃ)

バージョン
2004 年 02 月 15 日 Ver.1.0
作成者
H.Izumi ( Xware )

目的

浮動小数点の計算をどのマシンを使用しても同じ結果になるようにしたい!

strictfpってなに?

 strictfp はメソッド・インタフェース・クラスの修飾子であり、strictfp が指定されているコード内では、浮動小数点演算に対して同じ結果を出力することが出来ます。

strictfpの説明

strictfp の記述形式

以下が、strictfp の記述形式になります。

アクセス修飾子 strictfp 戻り値の型 メソッド名() {
    処理;
}
アクセス修飾子
任意のアクセス修飾子記述します。
戻り値の型
任意の戻り値の型を記述します。
メソッド名
任意のメソッド名を記述します。
処理
任意の処理を記述します。

strictfpの使い方

strictfp の使用例

以下は、strictfp を利用した簡単なプログラムの例です。

public class StrictfpTest {
    public static void main(String args[]) {
        new StrictfpTest();
    }
    //コンストラクタの生成
    public StrictfpTest() {
        this.strictfpTest();
    }

    strictfp public void strictfpTest() {
        double a = 0.01;
        double b = 0.02;
        double c = 0.0001;

        System.out.println(a * b * c);
    }
}

以上のように記述することによって「strictfpTest」メソッド内の浮動小数点の計算ではどのマシンでこの処理を実行させても同じ結果を得ることが出来ます。

ポイント

ヒント

strictfp が実装されるまで

Java にはプラットフォームに依存しないという保証がありますが、浮動小数点演算についてそれは、保証されていませんでした。そこで、登場してきたのが strictfp になります。
 この strictfp の実装を可能にしたのが「早稲田大学 首藤 一幸氏」です。

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