char 型の値をプログラムで保持したい。
基本データ型の「文字型」に分類されるものの1つで、16Bit の Unicode 文字を変数に格納します。
char 型は 16Bit のUnicode 文字(「a」や「あ」などの 1 文字)を扱う。
データ型 | サイズ | 値の範囲 |
---|---|---|
char | 16Bit | 16Bit の Unicode |
通常の文字以外にも次のようなエスケープシーケンスが使用できます。
エスケープシーケンス | 文字の値 |
---|---|
\b | バックスペース |
\t | 水平タブ |
\n | 改行 |
\f | フォームフィード(用紙送り) |
\r | キャリッジリターン |
\" | ダブルクォート(二重引用符) |
\' | シングルクォート(単一引用符) |
\\ | バックスラッシュ |
\xxx | Latin-1 文字コードの 8 進数表記(xxx は 000 〜 377 ) |
\uxxxx | Unicode の 16 進数表記 |
データ型に char 型を指定し、変数名を宣言して使います。
char 変数名 ( = ' 初期値 ' );
char 型の変数に文字を格納する場合には、文字を ' (シングルクォーテーション)で囲みます。
char moji1 = 'a'; // 'a' という文字を格納 char moji2 = '\u0061'; // 'a' を Unicode で格納 char moji3 = '\n'; // 改行を意味するエスケープシーケンスを格納
Unicode で格納する場合には先頭に \u をつけてから Unicode の文字コードを指定します。
moji1 , moji2 では文字を格納する方法が異なりますが、双方とも 「a」が格納されます。
char 型の変数から String オブジェクトを作成することができます。
public class Study { public static void main(String[] args) { char[] youbiChar = {'日','月','火','水','木','金','土'}; //char 型配列に値を格納 String youbiString = new String(youbiChar); //String オブジェクトのコンストラクタへ渡す System.out.println("youbiString = " + youbiString); } }
char 型配列を引数とする String クラスのコンストラクタを利用して String オブジェクト 「youbiString」 を生成することによって、char 型配列を String 型に変換することができます。
上記の処理結果は以下のようになります。
youbiString = 日月火水木金土