while 文 (ふぉわいるぶん）

目的

ある条件式が満たされている間、処理を繰り返し行いたい！

while 文ってなに？

Java のループステートメントのひとつで、指定された条件式が真の間は繰り返し対象のコードブロックを繰り返し実行します。
　条件式は真 （true） または偽 （false） を返す式であれば、どんな式でも構いません。
　また、条件式の判定は処理の最初に行われます。これを「前判定」といいます。そのため、最初から条件式が偽の場合は、繰り返し対象のコードブロックは一度も実行されません。

while 文の説明

 while( 条件式 ) {
   コードブロック;
 }

条件式 [省略不可]

ループするコードブロックを処理する条件を記述します。この条件が満たされてるあいだ、while 文はコードブロックを繰り返し処理します。

while 文の使い方

1 〜 10 の数字を足す処理を考えてみましょう。

int i = 1;
int total = 0;
System.out.println("start");
while ( i <= 10) {
    total = total + i;
    System.out.println("i = " + i + " , total = " + total);
    i = i + 1;
}
System.out.println("end");

上記の処理結果は以下のようになります。

start
i = 1 , total = 1
i = 2 , total = 3
i = 3 , total = 6
i = 4 , total = 10
i = 5 , total = 15
i = 6 , total = 21
i = 7 , total = 28
i = 8 , total = 36
i = 9 , total = 45
i = 10 , total = 55
end

条件式が最初から偽の場合

int i = 0;
int count = 0;
System.out.println("start");
while ( i >= 1) {
    count += i;
    System.out.println("i = " + i + " , count = " + count);
    i--;
}
System.out.println("end");

上記の処理結果は以下のようになります。

start
end

ポイント

• コードブロック内でのインクリメントやデクリメントが必要。
• 前判定なので、コードブロックに書かれた処理は行われないこともある。

ヒント

メソッドを条件式とすることで、複雑な判定を行なうことも出来ます。

    public void test() {

        while (this.judge()) {

            繰り返し処理
		
        }

    }
	
    public boolean judge(){

        // 様々な処理

        if (判定式){
            return true;
        }else{
            return false;
        }
    }

関連

• for 文
• do 文
• break
• continue

---