コンソールにメッセージを出力し、コンソールより入力された値を受け取り、戻り値として返却するクラスを作ります。
まずメソッドを定義します。コンソールから入力された値は、String 型で取得できるので、戻り値の型を String とします。また、出力するためのメッセージは String 型で受け取るので引数の型を String とします。
そして、いよいよコンソールから値を受け取るプログラムについてみていきましょう。コンソールから値を受け取ったり、出力したり、ファイルの内容を読んだり、書き込んだりするための
API が用意されています。Java では、同じ機能を持つAPI(クラス)を一つの塊としてパッケージにまとめています。一般的に同じパッケージ内には同じ機能のクラスを置くようにしています。
コンソールやファイルの入出力を扱うパッケージは、java.io パッケージです。
import java.io.*; /** * コンソールから入力された値を取得します。 * @author 作成者 * @version ヴァージョン */ public class ConsoleInput { /** * 引数の値をコンソールに出力し、コンソールより * 入力された値を戻り値として返却します。 */ public String getConsole(String outputConsole) throws IOException { System.out.println(outputConsole); BufferedReader buf = new BufferedReader( new InputStreamReader(System.in),1); String inputValue = buf.readLine(); return inputValue; } }