1.概要
ここでは nippo システム ver1.0.0 で実現している機能単位にユースケース図を示します。
なお、下記ユースケース図において、特に記述がない限り「ログインしていること」が前提となります。
1.1.機能概要
nippo システム ver1.0.0 は以下の機能によって構成されます。
勤怠情報登録機能
出退勤情報の登録・変更を行う機能です。
勤怠情報照会機能
個人別、グループ別などの様々な方法で勤怠情報を照会する機能です。
照会した情報は、CSV形式でダウンロードも行うことができます。
会社情報管理機能
会社情報のメンテナンスを行う管理業務です。
支店情報管理機能
支店情報の登録・変更・削除を行う管理業務です。
グループ情報管理機能
グループ情報の登録・変更・削除を行う管理機能です。
グループに所属するメンバーのメンテナンスも当機能に含みます。
メンバー情報管理機能
メンバー情報の登録・変更・削除を行う管理機能です。
掲示板機能
管理者からの周知事項を表示する機能です。
システム管理機能
ログイン処理・パスワード変更といった認証管理などの当システムの基幹部分の機能です。
1.2.アクターについて
下記ユースケース図における各アクターの概要について述べます。
メンバー
出退勤情報を登録する管理職、社員、アルバイトなどの従業員全般を表します。
一般メンバー
自身の出退勤情報を登録するだけの普通のメンバーを表します。
グループリーダー
実行可能な機能は一般メンバーと同じですが、リーダーはそのグループ内における勤怠管理の責任者となっています。
リーダーとなっているグループにおいては、すべての情報にアクセスする権限があります。
月報管理者
特殊なメンバーで、全員の出退勤情報を管理する役職の人を表します。
当システムにおいては、全員の出退勤情報にアクセスする権限があります。
また、メンバーの登録などの管理業務を行うのもこの役職の人になります。
一般に総務・人事などの担当者がこれにあたり、自身の出退勤情報も登録が行えます。
システム管理者
サーバの管理などを行うシステムの管理者です。
当システムにおいては、データの保守なども行えるようにほぼすべての機能が実行可能となっています。
システム管理者はメンバーではありませんので、自身の出退勤情報を登録することはできません。
2.勤怠情報登録機能
2.1.勤怠情報登録・変更
- 前提条件
- 登録対象のメンバーが登録されていること。
- 登録対象のメンバーが退社していないこと。
- 登録対象のグループに、メンバーが所属していること。
- 登録対象のグループにおける当該月度の月報がロックされていないこと。
- 機能概要
- 月度単位で情報の登録/変更を行います。
- 勤務の登録は、どのグループにおける作業かを必ず入力する必要があります。
- 勤務の登録は、出勤時間・退勤時間を同時に入力する必要があります。
- 一日につき、5回まで出退勤を登録することができます。
- アクターが一般メンバー・グループリーダーの場合、自身の勤怠情報のみを登録/変更することができます。
- アクターが月報管理者・システム管理者の場合、全メンバーの勤怠情報を登録/変更することができます。
- メモ
- 出勤時刻のみを単体で入力できるように改良予定。
- 10分単位、30分単位などで入力時刻を自動補正(切り上げ/切捨て)を行う機能の追加を検討中。
- 時刻の手入力をさせずに現在時刻のみで入力を行う機能(タイムカード機能)の追加を検討中。
3.勤怠情報照会機能
3.1.個人月報照会
- 前提条件
- 照会対象メンバーの当該月度における勤務実績が1分以上存在すること。
- 機能概要
- 指定されたメンバーの指定された月度の出退勤時刻をすべて表示します。
- 日単位に勤務時間の集計を行って表示します。
- 月間総勤務時間の集計を行って表示します。
- 集計の際、各グループで規定されている休憩時間は勤務時間とみなします。
- アクターが一般メンバー・グループリーダーの場合、自身の勤怠情報のみを照会することができます。
- アクターが月報管理者・システム管理者の場合、全メンバーの勤怠情報を照会することができます。
- 照会した内容を、CSVファイルで出力することができます。
- メモ
- 時間外労働への対応を検討中。
- 標準労働時間との対比を行える機能の追加を検討中。
3.2.グループ月報照会
- 前提条件
- 照会対象グループの当該月度における勤務実績が1分以上存在すること。
- 機能概要
- 指定されたグループの指定された月度について、メンバーごとに日単位の勤務時間を表示します。
- 勤務時間の合計を集計して表示します。
- 一人あたりの平均勤務時間を計算して表示します。
- 集計の際、各グループで規定されている休憩時間は勤務時間とみなされません。
- グループに所属しているが勤務実績がないメンバーは、表示結果に含まれません。
- アクターがグループリーダーの場合、自身がリーダーとなっているグループの勤怠情報のみを照会することができます。
- アクターが月報管理者・システム管理者の場合、全グループの勤怠情報を照会することができます。
- 照会した内容を、CSVファイルで出力することができます。
- 照会している内容で、月報をロックして更新できないようにすることができます。
- 月報のロックを解除して、再度編集可能な状態にすることができます。
- メモ
- 時間外労働への対応を検討中。
- 標準労働時間との対比を行える機能の追加を検討中。
4.会社情報管理機能
4.1.会社情報変更
5.支店情報管理機能
5.1.支店情報登録
5.2.支店情報変更
5.3.支店情報照会
5.4.支店情報削除
- 前提条件
- 削除対象の支店が登録されていること。
- 削除対象の支店にグループが所属していないこと。
- 機能概要
6.グループ情報管理機能
6.1.グループ情報登録
6.2.グループ情報変更
- 前提条件
- 機能概要
- グループ情報の変更を行うことができます。
- グループにメンバーを登録することができます。
- グループリーダーを設定することができます。
- メンバーは複数のグループに所属することができます。
6.3.グループ情報照会
6.4.グループ情報削除
- 前提条件
- 削除対象のグループ情報が登録されていること
- 削除対象のグループ情報にメンバーが登録されていないこと
- 削除対象のグループ情報に勤務情報が登録されていないこと
- 機能概要
7.メンバー情報管理機能
7.1.メンバー情報登録
7.2.メンバー情報変更
- 前提条件
- 機能概要
- メンバー情報を変更することができます。
- 退社年月日を入力するとそのメンバーは退社したことになり、所属していたすべてのグループからはずされます。
- メモ
- 退社したメンバーのIDではシステムにログインできなくなります。
- 退社したメンバーの勤務情報の登録/変更は行えなくなります。
7.3.メンバー情報照会
7.4.メンバー情報削除
- 前提条件
- 削除対象のメンバーが登録されていること。
- 削除対象のメンバーがグループに所属していないこと。
- 削除対象のメンバーの勤務情報が存在しないこと。
- 機能概要
- メモ
- 削除の前提条件が厳しいのは、過去の勤務情報が残るためです。
- 誤って登録した場合以外は、退社させることで運用を行います。
8.掲示板機能
当システムにおける掲示板は、管理者より全メンバーに周知する事項を掲示するための機能です。
そのため、書き込みは管理者のみとなっています。
8.1.周知情報登録
- 前提条件
- 機能概要
- 周知情報を登録することができます。
- 登録日時は自動で入力されます。
8.2.周知情報変更
- 前提条件
- 機能概要
- 周知情報を変更することができます。
- 登録日時は変更できません。
8.3.周知情報照会
- 前提条件
- 機能概要
- 周知情報を照会することができます。
- ログインしていなくても閲覧が可能です。
- 登録日時の降順に表示され、最近7日間に登録された情報は最新情報として明示されます。
8.4.周知情報削除
9.システム管理機能
9.1.認証管理機能
IDとパスワードにより認証を行い、認証されていない利用者には処理を実行させません。
また、管理者・一般ユーザなどの区分によっても利用できる機能に制限をかけることができます。
9.2.パスワード管理機能
メンバーは、自身のパスワードを任意に変更することができます。
また、パスワードを忘れてしまった場合は、月報管理者によりパスワードを初期化することができます。
ただし、システム管理者のパスワードは変更できません。