Okapi Project

環境について

バージョン
2003 年 06 月 27 日 Ver.1.0
作成者
T.Itoh ( Xware )

要約

当ドキュメントは Okapi Project にて利用する RDBMS の稼動する環境について記述したものです。

目次


1.DB の環境について

Okapi Project において PostgreSQL を稼働させる DB の環境について以下に整理します。

1.1.Okapi Project でのアプリケーションのバージョンについて

Okapi Project にて使用する各種アプリケーションのバージョンは以下の表に示す通りとします。

表1.バージョン表
アプリケーション名バージョン
Tomcat4.1.24
Apache2.x
Eclipse2.1
JDK1.4.1_02
PostgreSQL7.3.2
HSQLDB1.7.1


※アプリケーションのバージョンアップについて

Okapi Project の開発においては上記に示したバージョンを遵守するものですが、これらのアプリケーションは比較的短期間でバージョンアップをするものが多くなっています。
基本的にはバージョンアップにおける対応はすぐには行わず、バージョンアップの内容・メリット・デメリットを考慮し、その上で Okapi Project が対応するバージョンとしてバージョンアップを行うものとします。
このとき、バージョンアップをするアプリケーションについては検討したメリットやデメリット、バージョンアップをしたことによる使用感などをドキュメント化し、当サイトへ公開するものとすします。

1.2.開発時のデータベース環境

すでに上述した内容からも分かる通り、PostgreSQL は Linux をはじめとする Unix 系 OS にて動作することを基本としています。最近では Apple 社の Mac OS X が BSD をベースとした Unix 系 OS となったことで Macintosh でもネイティブで PostgreSQL の機能を利用することができるようになりましたが、唯一 Windows 環境ではネイティブで動作する環境がありません。しかし、有償で SRA 社より発売になっている PowerGres という RDBMS が Windows 向けに焼き直された PostgreSQL です。これを利用することで Windows 環境でもかろうじて PostgreSQL を動作させることが可能ですが、アプリケーションの開発時のみの利用や PostgreSQL の本来のオープンソースという強みを考えるとやはり本意ではありません。

開発の後半にてアプリケーションと DB サーバを連動して試験するような場合には Linux で構築したサーバに接続する形で使用するのが望ましいですが、例えば自宅で開発をする時に Linux を導入すると言うのは何かと問題が多いものです。したがって Windows 環境では Cygwin という Unix 系のエミュレータがフリーソフトとして公開されているため、これを利用して PostgreSQL を動作させます。

さらに、Windows 環境ではフリーソフトで CSE(Common SQL Enviroment) というソフトウェアがあり、これは GUI 上から各種 RDBMS に接続してデータベースの内容を MS-Excel のようなスプレッドシートで表示・編集が可能なものです。これら Cygwin と CSE を併用することで若干のパフォーマンスが低下するものの、アプリケーション開発時のデータベースとしては十分に活用ができるため、Okapi Project 内でのアプリケーション開発時にも利用している。インストールなどの導入についてはここのインストール手順書を参照してください。

また、前章にて解説した HSQLDB を利用するという方法も考えられるますが、アプリケーションの開発時には Windows 環境であれば Cygwin から PostgreSQL を利用するという手段で統一するものとします。

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