1. はじめに
検索サイトの利用者は、捜し求めているページを見つけるためにキーワードを入力します。そのキーワードがサイトになかった場合、絶対に検索結果としてあなたのサイトは一覧に出てこないのです。SEO
にとって、テキスト要素は重要な位置付けとなります。
2.ロボットが集める要素
ロボットが集める要素は、静的なページだけでなく、動的なページも含まれます。Googleでは、通常のhtmlファイルの他にも下記ファイルも収集します。
- Adobe Acrobat PDF (.pdf)
- Adobe Postscript (.ps)
- Autodesk DWF (.dwf)
- Google Earth KML (.kml)
- Google Earth KMZ (.kmz)
- Microsoft Excel (.xls)
- Microsoft Powerpoint (.ppt)
- Microsoft Word (.doc)
- Rich Text Format (.rtf)
- Shockwave Flash (.swf)
3.集めた要素の評価
次にロボットが収集した要素のうちテキストを分析することでこのサイトがどのようなサイトか調べます。単語(文字)の出現回数、位置等の様々な情報からサイトの重要な要素を判断していきます。
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キーワードの重要性
特定の場所に配置された文字については、その他の場所の文字より重要な要素として扱われます。例えば title タグ、h1 タグ、h2 タグ、strong タグ、b
タグなどに書かれた文字は、そのページの重要な要素と判断されます。
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キーワードの密度
重要な文字は、ページ内で繰り返し使われます。そのため、ページ内に、その文字がどのくらいの頻度で出現するか判断します。(重要な文字 ÷ すべての文字) この密度(頻度)が高い文字は、
重要な要素として判断されます。
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キーワードの位置関係
検索サイトを使って、自分の探しているページを探す場合、複数のキーワードを使って検索することがあります。もちろん自分のページに、キーワードとなった両方の文字がないと検索対象になりません。また、複数のキーワードがそれぞれ、重要性、密度が高いことはもちろんですが、複数のキーワードの位置関係も考慮されます。例えば、オカピ サイト と検索した場合、「オカピという珍獣の紹介サイト」というテキストより、「オカピサイト、珍獣の紹介」のテキストの方がより高い評価を受けます。
4.テキスト評価を高めるポイント
- title タグは最重要キーワード
検索サイトからヒットさせたいキーワードを書くこと。
- title タグに会社名などを入れない
テキストの評価は、その他の文字との相対評価のため余計なキーワードは、重要度を下げることになる。
- title タグにたくさんのキーワードを書かない
上記の理由と共に、不正として扱われる可能性がある。
- meta タグには必要外の情報は記述しない
meta タグの keywords は不用意に書くのではなくサイトに合ったキーワードを書くことをお勧めします。description
については、検索結果の表示位置(ランキング)にはほとんど考慮されにくいようですが、検索結果の説明文として利用する検索エンジンがありますのでトップページ等に書いておくと訪問者には便利です。
- アンカータグはリンク先のタイトルタグと同じにする
アンカータグの場合、アンカーテキストとリンク先サイトの関係が考慮されるため内容が合っていることが大事です。
- strong em タグはピンポイントで利用する
これらのタグも使った文字は、使っていない文字に比べて評価が高くなります。しかし、例えばすべての文字に strong em タグをつけると、相対的には何も変わらないので強調した意味は何もなくなります。だから、できるだけピンポイントにキーワードを狙い撃ちするのが一番効果的です。