データの暗号化と復号化に同じ鍵(キー)を用いる暗号方式で、データのやり取りを行う人の間で同じ鍵を持つことから「共有鍵暗号方式」や「共通鍵暗号方式」とも呼ばれます。
この方法ではデータのやり取りを行う人ごとに鍵が必要となり、複数個の鍵を管理する必要があります。また鍵が第三者の手に渡った場合、その第三者が暗号文の復号化を行うことが出来てしまうため、鍵はあらかじめ安全な方法でデータをやり取りする相手に渡す必要があります。
代表的な秘密鍵暗号としては、米国商務省が制定した DES (Data Encryption Standard)があります。