システムを開発する工程において最後に行われるテスト工程について更に深く見てみましょう。
ブラックボックステスト
テストするモジュールやプログラムがどのように作成されているか、内部の構造を考慮しないでテストする方法です。プログラム設計において作成したモジュール仕様書を元に記述されている機能が動作するかテストします。
- 同値分割法
- 代表的な値でテストして結果がOKであれば、他の入力される可能性がある値すべてを入力してテストをすることを免除する方法です。
例:英数字しか入力を許可しないプログラムをテストする場合は「1」、「A」、「a」で入力許可。「あ」、「開」、「A」(全角)、「a」(全角)、「1あ」、「あ1」、「1開」、「開1」、「1A」、「A1」、「1a」、「a1」で入力不可、となることを確認できればこのテストはOKということになります。
- 限界値分析法
- 入力として受け付ける値が10〜100まで の間というルールのプログラムに対して、9,10,11 ,99,100,101 という値を入力してテストする方法です。つまり、データの入力範囲の端と端をテストします。