Okapi Project

参照データ型(さんしょうでーたがた)

バージョン
2003 年 09 月 23日 Ver.1.0
作成者
J.Daita ( Xware )

目的

プログラムで値を保持したい!

参照データ型ってなに?

参照データ型には、配列型とクラス型があります。
Java であらかじめ用意されているデータを格納するための基本型と同じように、値を保持することもできます。
参照データ型の変数はオブジェクトと呼ばれ、実データへの参照を格納します。

参照データ型の説明

基本データ型と参照データ型の違い

基本データ型が、宣言、初期化で変数を利用できるのに対して、参照型は、宣言、生成、初期化で変数を利用できるようになります。また、基本データ型が、Java 言語としてあらかじめ用意されている 8 つの型のみであるのに対して、参照データ型は、自分で自由に作成することが出来ます。

参照データ型について

参照データ型を宣言、生成すると、メモリ内にクラスが展開されます。このことを、インスタンス化するなどと呼びます。そしてインスタンス化した変数のことをインスタンス、オブジェクトと呼びます。そして、そのメモリのアドレスが参照データ型として定義した変数に格納されます。変数に対して値を渡したり、受け取ったり、変数を操作する場合は、常に格納されているメモリのアドレス先のオブジェクトに対して行なわれます。ちょっと難しいことがかかれていますが、何となく参照データ型と呼ばれることが分かったと思います。

参照データ型の使い方

宣言

クラス名 変数名 ;

と宣言します。基本データ型と変わることはありません。

生成

変数名 = new クラス名();

と生成します。インスタンス化、オブジェクト化すると呼ばれます。

初期化

クラスの作成しだいで、生成時に初期値をパラメータとして渡すことも出来ます。

 変数名 = new クラス名("あいうえお");

ポイント

ヒント

if 文などで、参照データ型のオブジェクトを比較する場合は、基本データ型のように「==」で比較するのでなく、「equals」メソッドを使います。

関連

基本データ型

Copyright © 2003 - 2006 Okapi Project All Rights Reserved.