プログラムで値を保持したい!
変数に格納される値の種類を定義するもので、別名「基底型」「プリミティブなデータ型」ともいいます。
基本データ型には byte,short,int,long,float,double,char,boolean の8種類のデータ型があり、値の種類によって「整数型」「浮動小数点型」「文字型」「ブール型」の4つに分類されます。
また、基本データ型以外にも「参照型」または「複合データ型」と呼ばれるデータ型があります。
8種類の基本データ型は次のように分類することができ、用途に合ったデータ型を使用します。
整数データを扱います。
整数型のデータは全て符号付きで、正負どちらの値も保持することができます。
データ型 | サイズ | 値の範囲 |
---|---|---|
byte | 1byte | -128〜127 |
short | 2byte | -32768〜32767 |
int | 4byte | -2147483648〜2147483647 |
long | 8byte | -9223372036854775808〜9223372036854775807 |
値の範囲を超えるような演算を行った場合には数値が循環します。
浮動小数点を含むデータを扱います。
データ型 | サイズ | 値の範囲 |
---|---|---|
float | 4byte | ±3.40E38〜±1.40E45 |
double | 8byte | ±4.94E-324〜±1.79E+308 ※ |
「A」や「あ」などの1文字を扱う。
データ型 | サイズ | 値の範囲 |
---|---|---|
char | 2byte | 2byte の文字コード |
true か false か、真か偽かの論理情報を扱います。
データ型 | サイズ | 値の範囲 |
---|---|---|
boolean | 1bit | true または false |
データ型と変数名を宣言して使います。
Java は、その他の言語に比べて型について厳密に管理しています。例えば、Java では、浮動小数点を整数の型に入れることはできません。言語によっては、自動的に型変換される場合もありますが、Java ではコンパイルエラーとなります。慣れるまでは、Java 言語を使ってプログラムを作っていると、型が異なっているというコンパイルエラーとなることがあると思います。これはあなたを守るため、コード内の予期せぬエラーを防ぐため。型を簡単には混ぜさせないのが java 言語なのです。