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基本データ型(きほんでーたがた)

バージョン
2003 年 06 月 21日 Ver.1.0
作成者
T.Hirata ( Xware )

目的

プログラムで値を保持したい!

基本データ型ってなに?

変数に格納される値の種類を定義するもので、別名「基底型」「プリミティブなデータ型」ともいいます。
基本データ型には byte,short,int,long,float,double,char,boolean の8種類のデータ型があり、値の種類によって「整数型」「浮動小数点型」「文字型」「ブール型」の4つに分類されます。
また、基本データ型以外にも「参照型」または「複合データ型」と呼ばれるデータ型があります。

基本データ型の説明

8種類の基本データ型は次のように分類することができ、用途に合ったデータ型を使用します。

整数型

整数データを扱います。
整数型のデータは全て符号付きで、正負どちらの値も保持することができます。

整数型のデータ型
データ型 サイズ 値の範囲
byte 1byte -128〜127
short 2byte -32768〜32767
int 4byte -2147483648〜2147483647
long 8byte -9223372036854775808〜9223372036854775807

値の範囲を超えるような演算を行った場合には数値が循環します。

浮動小数点型

浮動小数点を含むデータを扱います。


浮動小数点型のデータ型
データ型 サイズ 値の範囲
float 4byte ±3.40E38〜±1.40E45
double 8byte ±4.94E-324〜±1.79E+308 ※
※E+308 は 10 の 308 乗を示します

文字型

「A」や「あ」などの1文字を扱う。

文字型のデータ型
データ型 サイズ 値の範囲
char 2byte 2byte の文字コード

ブール型

true か false か、真か偽かの論理情報を扱います。

ブール型のデータ型
データ型 サイズ 値の範囲
boolean 1bit true または false

基本データ型の使い方

データ型と変数名を宣言して使います。

ポイント

ヒント

Java は厳密な型言語

Java は、その他の言語に比べて型について厳密に管理しています。例えば、Java では、浮動小数点を整数の型に入れることはできません。言語によっては、自動的に型変換される場合もありますが、Java ではコンパイルエラーとなります。慣れるまでは、Java 言語を使ってプログラムを作っていると、型が異なっているというコンパイルエラーとなることがあると思います。これはあなたを守るため、コード内の予期せぬエラーを防ぐため。型を簡単には混ぜさせないのが java 言語なのです。

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