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Java 2 SDK のインストール

バージョン
2004年 04 月 14 日 Ver.2.1
作成者
J.Daita ( Xware )

要約

Windows 2000 または、XP に Java 2 Software Development Kit (以下 SDK と略します)をインストールする手順を記載します。
   SDKのバージョン:1.4.2
   対象OS :Windows2000 SP2 またはWindowsXP

目次


1. インストールに必要なマシンスペック

SDK(Java実行環境+開発キット) の動作には強力なマシンスペックは必要ないようです。

本インストール手順は、WindowsXP について動作確認しています。

2. SDK の入手

SDK(J2SE 1.4.2) はSun Microsystems のサイトより入手可能です。雑誌などの付録に添付されている CD-ROM に収録されている場合もあるので、それを使用してもかまいません。

URL : http://java.sun.com/

上記のURLから Windows版のj2sdk-1_4_2-windows-i586.exe をダウンロードし、適当なフォルダに格納してください。

3. SDK のインストール

これから SDK のインストールを行っていきますが、インストール先のフォルダはデフォルトの C:¥j2sdk1.4.2 です。また、以下の説明の中では、このインストールフォルダを %JAVA_HOME% と記す場合もあります。

3.1. インストーラの起動

入手したj2sdk-1_4_2-windows-i586.exe をダブルクリックし、セットアップを開始すると、次の画面が出力されインストーラがインストールの準備を始めます。

インストーラの起動

3.2. 使用許諾契約

使用許諾契約に関する事項が表示されます。
内容を確認して同意できる場合は「次へ(N)>」をクリックし先に進みます。

使用許諾契約

3.3. インストール対象の選択

インストールするプログラムを選択します。デフォルトではすべて選択された状態になっていますので、このまま「次へ(N) >」をクリックし先に進みます。

3.3. インストール対象の選択

開発ツールJava
コンパイラ、実行環境、JavaDoc生成ツールなどプログラミング開発に最低限必要なもの。
デモ
Javaのサンプルプログラムで、いろいろ参考になります。
ソースコード
JavaAPIのソースで、デバックのときにはソースがあると何かと良いです。
Public Java Runtime Environment
Javaの実行環境で、Javaプログラムを実行させるだけならばこれだけあればよいです。

3.4. Java Piug-in が動作するブラウザの選択

Java Appleなどを動作させるためのプラグインをインストールします。デフォルトの状態で「次へ(N) >」をクリックし先に進みます。

Java Piug-in が動作するブラウザの選択

3.5. インストール中

ファイルのコピーなどが行われます。しばらく待ちましょう!

インストール中

3.6. インストール完了

インストールの進行画面がいくつか表示された後に、インストール完了画面が出力されます。「完了(F)」をクリックします。

インストール完了

これで、SDKのインストールは完了しました

4. 環境変数の追加

ここまでの手順で、JDKのインストールは完了しましたが、コマンドプロンプトからJavaコンパイラなどの開発ツールを利用するためには、%JAVA_HOME%¥bin にパスを通す必要があります。

Windows の「スタートメニュー」→「アクセサリ」から「コマンドプロンプト」を起動して「javac」と入力してみましょう!

javac起動エラー

javac が「ない」みたいなエラーメッセージが出力されます。これは、Java のコンパイラである javac があるフォルダにパスが通っていないためです。
この状態ではコンパイルするのがとても面倒になるので、Java の開発ツールが格納されている %JAVA_HOME%¥bin にパスを通します。

4.1. 環境変数の確認

Windowsのスタート「メニュー」→「コントロールパネル」から、「システム」を選択します。

コントロールパネル→システム

「詳細設定」タブを選択し、「環境変数(N)」ボタンをクリックすれば、環境変数の設定画面が表示されます。

システムのプロパティ→詳細設定

4.2. 環境変数(PATH)の設定

PATH が登録されていない場合や、ユーザー環境変数に追加する場合は「新規(W)」、既に登録されているものを変更する場合は「編集(I)」をクリックします。以下の例は、システム環境変数を変更することを例に記載していますが、ユーザ環境変数の場合も同様です。

PATHの確認

PATH の追加

新規にPATH(path)を指定する場合は以下のように入力します。

PATHの追加

変数名(N)
PATH
変数値(V)
%JAVA_HOME%¥bin までのフルパス(C:¥j2sdk1.4.2\bin)

PATH の変更

PATH(path)の変更を行う場合は「変数値(V)」にすでに指定されている値に%JAVA_HOME%\bin までのフルパスを”;”(セミコロン)でつなげて書きます。

PATHの変更

もともと指定されている値を誤って変更してしまった場合は、他のソフトが起動しなくなるなどの不都合が起きるので、もともとの内容は控えておくか、コピーしバックアップを保存しましょう。

4.3. 環境変数(JAVA_HOME)の設定

Java のソースコードをコンパイルするだけであれば、これまでの設定でインストールは完了です。ただし、他のオープンソース等のツールが Java を利用する場合は、Javaをインストールしたフォルダである JAVA_HOME を環境変数に設定しておく必要があります。

先の PAHT の設定と同じ要領で、環境変数の設定を行います。

PATHの追加

変数名(N)
JAVA_HOME
変数値(V)
%JAVA_HOME% までのフルパス(C:¥j2sdk1.4.2)

5. 最終確認

それでは、もう一度 Windowsの「コマンドプロンプト」起動し、javacと入力します。

javac起動正常

正しくインストールがされていれば、javacのパラメータオプションの説明が出力されればます。

以上で、Java 2 SDK のインストールが完了しました。思う存分 Java を堪能してください。


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