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Tomcat 5.0.28 のインストール

バージョン
2006 年 05 月 15 日 Ver.2.0
作成者
A.Araihara ( Xware )

要約

Tomcat とは、Servlet/JSP に対応したアプリケーションサーバで、サーブレットエンジンと呼ばれることもあります。Tomcat はオープンソースでかつフリーであることから、 Servlet やJSP 学習に使われることも多く、市販されているアプリケーションサーバのエンジンとしても広く利用されている優れものです。

Tomcat は、いま世界でもっとも有名なサーブレットエンジンです。JavaServlet を動作させるには、サーブレットエンジンが必要になります。まずは、Tomcat をインストールしてみましょう。

目次


1. インストールに必要なマシンスペック

Tomcat の動作には特に高性能のマシンは必要ないようです、でも快適に使いたければ、メモリを 256MB 以上搭載しておくとよいでしょう。

本インストール手順は、WindowsXP について動作確認しています。

2. ソフトの入手

Tomcatは、Jakarta プロジェクト Tomcat のサイトより入手可能です。自分のPCに適当なフォルダを作成しダウンロードします。
 ここでは、Windows版の jakarta-tomcat-5.0.28.exe を使用します。

Jakarta Tomcat
http://jakarta.apache.org/tomcat/
ファイル名
jakarta-tomcat-5.0.28.exe

3. インストール

これからTomcat のインストールを行っていきますが、インストール先のフォルダは C:\Program Files\Apache Software Foundation\Tomcat 5.0 です。また、以下の説明の中では、このインストールフォルダを %CATALINA_HOME% と記す場合もあります。

3.1. インストーラの起動

入手した jakarta-tomcat-5.0.28.exe をダブルクリックし、セットアップを開始すると、セットアップウィザードが表示されるので、「Next>」をクリックしてインストールを進めましょう。

3.1. インストーラの起動

JDK をインストールしていない場合は必ずTomcatのインストール前に JDK をインストールしておきましょう。

3.2. 使用許諾契約

使用許諾契約に関する事項が表示されまので、承諾できる場合は、「I Agree」をクリックし先に進みます。

3.2. 使用許諾契約

3.3. インストール対象の選択

インストールタイプ(Select the type of install)を選択します。デフォルトの「Normal」を選択肢「Next >」をクリックし次に進みます。

3.3. インストール対象の選択

3.4. インストール先の指定

Tomcat をインストールするホルダはデフォルトのままで、「Install」をクリックし先に進みます。

3.4. インストール先の指定

3.5. 管理ユーザ情報の設定

Tomcat が標準で使用するポート番号と、Tomcat の管理機能を利用するユーザ名、パスワードを指定します。

ここでは、パスワードのみ指定し、「Next >」をクリックし先に進みます。

3.5. 管理ユーザ情報の設定

3.6. Java VM の場所を指定

先ほど J2SDK をインストールしたフォルダへのパスを入力します。(ここではC:\Program Files\Java\jdk1.5.0_06と入力します)

3.6. JVMの場所を指定

入力したら「Install」をクリックします

3.7. インストール開始

下記のウインドウが表示されインストールが始まります。

3.7. インストール開始

3.8. インストール完了

最後に「Finish」をクリックします。

3.8. インストール完了

これで、Tomcat のインストールは完了しました。

4. 環境変数の追加

「Java 2 SDK のインストール」でも環境変数を追加しましたね。ここでも同じ要領でパスを通しましょう。
まず Windows のスタート「メニュー」→「コントロールパネル」から、「システム」をダブルクリックします。

4. 環境変数の追加

環境変数をクリックします。

4.1. 環境変数(CATALINA_HOME)の設定

システム環境変数"CATALINA_HOME"を新規作成します。

4.1. 環境変数(CATALINA_HOME)の設定

CATALINA_HOME の追加

以下のように、変数名に"CATALINA_HOME"、変数値にはインストールした Tomcat のありかを指定する。(ここではC:\Program Files\Apache Software Foundation\Tomcat 5.0と入力)

CATALINA_HOME の追加

4.2. 環境変数(PATH)の設定

「Java 2 SDKのインストール」で設定した"PATH"の変数値を編集します。

4.2. 環境変数(PATH)の設定

PATH の変更

PATH(path)の変更を行う場合は「変数値(V)」にすでに指定されている値に %CATALINA_HOME%\bin までのフルパスを”;”(セミコロン)でつなげて書きます。

PATHの変更

もともと指定されている値を誤って変更してしまった場合は、他のソフトが起動しなくなるなどの不都合が起きるので、もともとの内容は控えておくか、コピーしバックアップを保存しましょう。

5. 動作確認

5.1. Tomcat 起動

インストールが完了すれば、タスクトレイに Tomcat のアイコンが表示されていると思いますので、「それを右クリックして「Start service」を選択します。
アイコンが表示されていない場合は、「スタートメニュー」の「Apache Tomcat 5.0」から、「Monitor Tomcat」を選択すれば、タスクトレイにアイコンが表示されます。

5.1. Tomcat起動

上のように表示され、Tomcatのアイコンが三角になれば起動成功です。

5.2. Tomcat サンプルページの表示

インターネットエクスプローラを起動し、URLに「http://localhost:8080/」と入力します。

猫の絵が描かれたTomcatサンプルページが表示されれば、Tomcatが正しく動作しています。

5.2. Tomcatサンプルページの表示

Tomcat には Servlet と JSP のサンプルが付いています。この際なので、覗いて見ましょう!

Tomcat サンプル

5.3. Tomcat 停止

確認が終わったら Tomcat を停止しましょう。起動した時と同じように、タスクトレイの Tomcat のアイコンを右クリックして「Stop service」を選択します。

5.3. Tomcat停止

上のように表示され、Tomcat のアイコンが丸になれば Tomcat は停止されます。

 

どうですか? 簡単だったでしょ!

Java の開発ツールに Eclipse を使用している人は、Eclipse と Tomcat を連携させるプラグインを Eclipse にインストールしましょう。

 

>>> Tomcat プラグインのインストール!

 


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