Okapi Project   Web technological site for the beginner... Top

2. 従来の方法で開発する

従来の方法で設計書を書いてみましょう。

2.1. 外部設計書を作成する

計算機の外部要件を明確化してみましょう。

外部設計書
1.処理概要

起動パラメータとして「x」と「y」の2つの整数、演算子を受け取り、足算と引算だけを使って割算または、掛算を行い答えを表示する。

2.入力パラメータ仕様

入力パラメータは、起動パラメータとして受け取る。

 > java Keisan01 [x] [式] [y] 3.入力チェック仕様

入力パラメータは、以下の規則によりチェックする。

項目名 チェック内容 エラーメッセージ
1 パラメータ数 3つあること 引数の数が足りません。
2 x 数値であること xは数値ではありません。
3 y 数値であること yは数値ではありません。
4 ÷または×であること 計算式が誤っています。
4.計算
    (a) 割算
  • xからyを繰り返し引きます。
  • x<y となるまで繰り返します。
  • 繰り返した回数が商となります。
    (b) 掛算
  • xを答えに繰り返し足します。
  • 足した回数がyとイコールとなるまで繰り返します。
5.出力編集

出力はコンソールに行うものとし、以下の形式で出力する。

----*----*----*----*----*----*----*----
99999 N 99999 = 99999 ... 99999
6.例外処理

以下の場合はエラーとしメッセージを出力します。

項目 エラー条件 エラーメッセージ
1 ゼロ除算 yがゼロである 0割りはできません
7.制約事項

本計算機システムは整数(正数)のみの対応とします。