Okapi Project

Eclipse + MTASC のインストール

バージョン
Ver.1.0
作成者
T.Hirata ( Xware )

要約

Eclipse にMTASC プラグインを導入することによって Flash コンテンツの作成が可能となります。

MTASC では ActionScript2.0 というスクリプト言語で記述していく必要があるため、言語を習得する必要がありますが、GUI での作成より細かな実装を行うことができます。

Flash コンテンツの作成には有料アプリケーションでは多くの製品が発売されていますが、ここで紹介する Eclipse 、MTASC はともに無償であるため、気軽に導入することができます。

これから紹介する Flashout + ASDT + MTASC + Eclipse による作成環境は、それぞれの頭文字をとって「FAME」とも呼ばれています。

ここではその開発環境構築までの手順を記載します。

目次


1. 動作環境

2. ソフトの入手

2.1. Eclipse

 Eclipse は、Eclipseプロジェクトのサイトより入手可能です。自分のPCに適当なフォルダを作成しダウンロードします。

Eclipse プロジェクト
http://www.eclipse.org/
ファイル名
eclipse-SDK-3.1.2-win32.zip

2.2. MTASC

 MTASC は ActionScript 2.0 コンパイラで、Motion-Twin のサイトより入手可能です。

 自分のPCに適当なフォルダを作成しダウンロードします。

 ここでは mtasc-1.12 を使用します。

Motion-Twin
http://www.mtasc.org/
ファイル名
mtasc-1.12.zip

2.3. Flashout

 Flashout は SWF のプレビューやロガーなどの機能を提供する Eclipseプラグイン で、FLASH_INIT() のサイトより入手可能です。

 自分のPCに適当なフォルダを作成しダウンロードします。

 ここでは flashout (0.2.1.6) を使用します。

FLASH_INIT()
http://www.potapenko.com/flashout/
ファイル名
flashout_0.2.1.6.zip

2.4. ActionScript Development Tool (ASDT)

 ActionScript Development Tool (ASDT) は ActionScript2.0 の予約語の強調とコード入力支援を行う Eclipse プラグインです。

  Eclipse の「ソフトウェアの更新」によってインストールするため、アーカイブを別途用意する必要はありません。

3. インストール

3.1. Eclipse のインストール

インストール方法については Eclipse 3.1 のインストール をご覧ください。

3.2. MTASC のインストール

任意のフォルダを作成し、ダウンロードした mtasc-1.12.zip を解凍します。

3.3. Flashout のインストール

任意のフォルダを作成し、ダウンロードした flashout_0.2.1.6.zip を解凍します。

解凍してできた「plugins」フォルダは Eclipse のフォルダにある「plugins」フォルダに上書きし、「Flashout.as」は先ほど MTASC を解凍したフォルダの中にある「std8」フォルダにコピーします。

Eclipse を起動してメニューから「ウィンドウ」→「設定」を選択します。

「設定」ウィンドウが表示されたら、ツリーから「Flashout」を選択します

「設定」ウィンドウが表示されたら、ツリーから「Flashout」を選択して次のように指定します。

指定後「OK」を選択してウィンドウを終了してから Eclipse を終了します。

3.4. ActionScript Development Tool (ASDT) のインストール

メニューから「ヘルプ」→「ソフトウェア更新」→「検索とインストール」を選択します

Eclipse を起動してメニューから「ヘルプ」→「ソフトウェア更新」→「検索とインストール」を選択します。

「インストールする新規フィーチャーを検索」を選択してから「次へ」を選択します

「インストールする新規フィーチャーを検索」を選択してから「次へ」を選択します。

「新規リモート・サイト」を選択します。

「新規リモート・サイト」を選択して次のように指定します。

すると一覧に追加したサイトが表示されるのでチェックして「終了」を選択します。

インストールする対象の一覧が表示されるので、「ActionScript Development Tool (ASDT) 0.0.8.build5」をチェックして「次へ」を選択します

インストールする対象の一覧が表示されるので、「ActionScript Development Tool (ASDT) 0.0.8.build5」をチェックして「次へ」を選択します。

「使用条件の条項に同意します」を選択して「次へ」を選択します

「使用条件の条項に同意します」を選択して「次へ」を選択します。

「終了」を選択します

「終了」を選択します。

警告が表示されますが「すべてインストール」を選択します

警告が表示されますが「すべてインストール」を選択します。

「はい」を選択します

「はい」を選択し Eclipse を再起動します。

 

Eclipse が再起動したらメニューから「ウィンドウ」→「設定」を選択します。

「設定」ウィンドウが表示されたら、ツリーから「ActionScript2」→「Compiler」を選択して、Select compiler に「MTASC」を選択します

「設定」ウィンドウが表示されたら、ツリーから「ActionScript2」→「Compiler」を選択して、Select compiler に「MTASC」を選択します。

ツリーから「ActionScript2」→「Compiler」→「MTASC」を選択して、Location of mtasc.exe に先ほど NTASC を解凍したフォルダの中にある「mtasc.exe」を指定します

ツリーから「ActionScript2」→「Compiler」→「MTASC」を選択して、「Location of mtasc.exe」に先ほど MTASC を解凍したフォルダの中にある「mtasc.exe」を指定し、「Use 'out' option to 〜」のチェックボックスにチェックします。

ツリーから「ActionScript2」→「Core path」を選択して、先ほど MTASC を解凍したフォルダの中にある「std8」フォルダを指定します

ツリーから「ActionScript2」→「Core path」を選択して、先ほど MTASC を解凍したフォルダの中にある「std8」フォルダを指定します。

 

これで MTASC を使用して Flash コンテンツを作成する準備ができました。


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