ArrayList クラス（あれいりすと）

目的

自由度の高い配列を扱いたい！

ArrayList ってなに？

ArrayList クラスは実行時に配列を拡大・縮小が可能なクラスです。Vector クラスのメソッドは同期化されるため、スレッドセーブですが呼び出しの付加が増します。単一のスレッドから Vector にアクセスする場合は，ArrayList を使用するべきです。

ArrayList の説明

ArrayList クラスの主なメソッド。

ArrayList ()

ArrayList を作成します。

add (int index Object element)

このリストの指定の位置に指定の要素を入れます。

int size ()

このリストの要素の数を取得します。

Object get (int index)

指定の位置にある要素を返します。

StringBuffer insert (int offset,char c)

引数の位置に文字を追加します。

ArrayList の使い方

add メソッド、size メソッド、get メソッドを使った簡単なプログラムの例です。

import java.util.*;
public class ArrayListTest {
    public static void main(String[] args) {
        // 空の ArrayList オブジェクト array の作成
        ArrayList array = new ArrayList();
        // 要素 abc を最後に追加
        array.add("abc");
        // 要素 ABC を位置0に追加
        array.add(0, "ABC");
        // 要素 DEF を位置1に追加
        array.add(1, "DEF");
        // 繰り返し出力します
        for (int i = 0; i < array.size(); i++)
            System.out.println(array.get(i));
    }
}

プログラムの実行結果です。

 ABC
 DEF
 abc

ポイント

• ArrayList クラスは実行時に配列の拡大・縮小が出来るクラスである。
• 要素を追加するには add メソッドを使用する。
• インデックスの位置の要素を取得するには get メソッドを使用する。
• 要素を削除するには remove メソッドを使用する。

ヒント

Iterator を使ってみよう！

Iterator を使うと、配列のインデックスを意識しないで、配列を利用できます。また、型をインターフェースとして宣言することにより、汎用的に配列を利用することができるようになります。

    List list = new ArrayList();
    list.add("ABC");
    list.add("DEF");
    list.add("HIJ");

    Iterator iter = list.iterator();

    while(iter.hasNext()){
        System.out.println(iter.next());
    }

処理結果は次のようになります。

ABC
DEF
HIJ

関連

• Iterator
• Stack

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