Simulaはその後、その思想をSmalltalkに引き継ぐ形で幕を閉じ、今では各種のオブジェクト指向プログラミング言語が存在します。
この、オブジェクト指向プログラミング言語が発展していく中で、オブジェクト指向の基礎とも言える技術が確立されました。これが、「カプセル化」、「継承」、「ポリモルフィズム」です。
基礎技術 | 効果 |
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カプセル化 | データと処理ロジックを一つのデータ型(オブジェクト)として扱える。 アクセス制限により、内部構造を隠蔽できる。 |
継承 | 既に作成済みの属性や機能を引き継ぐことができる。 類似するオブジェクトを分類整理できる。 |
ポリモルフィズム | 異なるオブジェクトを共通的な手順で操作できる。 |